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2017年9月17日 (日)

アイリス星雲がとても美しく撮影できました。

04web

たぶん、これはアイリス星雲だと思うんですけどねー。
この日 ── といっても、記録にも記憶にもないですが── ご一緒したTKGパイセンに確認すれば

この対象が何か、ということは「すぐに」分かると思うのですが、
今日は確認することを控えさせていただきたいと思います。

あ、TKGパイセンは同行したことは覚えているのですが、記録にはないです。
なので、本当に一緒に遠征したのかどうかはわかりません。

とはいえ、ここらへんの天体おじさんはSNSとかでやりとりとしていて、
ワタクシとTKGパイセンが「ある日」に遠征したという記録はあるのだと思いますが、
それが今回掲載の写真を撮影した日かどうかということは、
これまた確認を控えさせていただきます。

アイリス星雲って、こんな星雲じゃなかったと思うんだけど、
どうでもいいんじゃないですかね。

カメラとか、撮影セッチングとか、
まあ、調べればわかるんですが、元データがないので
ってゆーか、画像処理が終われば自動的に消えるシステムなので、
全然わかりませーん。

なんか聞かれても答える気ないしーーー。
「アイリス星雲がきれいに撮れた」でいいんじゃないのー。

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2017年8月28日 (月)

阿智村の星とボク。

なんか偉そーにサーセンねー。
「阿智村の星とボク」。わっはっは。

ボクの大好きな「阿智村」にこんな話が。
天体おじさんninzyaパイセンの8月28日付け記事をご覧ください。

https://blogs.yahoo.co.jp/ninzya4922


「阿智村で星が見える」と、大人になったボクがと知ったのは、
家族で昼神温泉に行った時でした。
その日は曇っていて、星空は見えなかったけど、
宿に「阿智村は星がすごい」みたいな垂れ幕のようなものがあったので、
「あー、ここは星がウリなんだなー」と。

その後の夏、「原村星まつり」への行き途中、帰り途中に
スキー場「ヘブンスそのはら」の駐車場に寄ったのが、「阿智村大好き」の始まりでした。

あ、「ヘブンス」はいつだか家族で行ったんですね。
その時に、スキー場から離れたところにある巨大駐車場が「ナイスだなあ」なんて
目をつけていました。

昼神温泉といい、「ヘブンス」といい、すべて細君の言いなりで行った訪問先ですが、
今となっては天体おじさんになったボクのいい場所です。

とはいえ、「ヘブンス」の駐車場は昨年から猛烈な照明がついて、
全然訪れておりませんが。


上記ninzyaパイセンの記事には、天体おじさんが喜ぶような提案をされたと書かれています。
いろんな人にとって、使いやすくて楽しい施設になるよう願っています。


Img_0982

2017年8月27日 (日)

ケフェウス座アルファ星周辺の星雲たち。(5月撮影)

03web

5/28 1:18~ 長野県下伊那郡

Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZE(F2.8)
Canon EOS 6D(ハヤタ・カメララボ HKIR改造)
ISO1600/4分×26枚
Kenko スカイメモRSにてノータッチガイド
Adobe DNGコンバーター/RAP2/Adobe Camera RAW
ステライメージ7/Photoshop CC 2017
この週末は、ついに夜の天気が好転することなく、
ワタクシのような土日休日一般人にとっては「新月期の終わり」を意味します。

禁断症状っていうんですかね、昨日などは、こまごまとした機材の整理をしておりましたね。
時が経つのも忘れて…。

最近の流行は、ケーブルとかを目的別にZiplocフリーザーバッグにまとめることです。
これがまた各ケーブル類がからまることなく、実によく整理されました。

なんとなくですが、現場で「面倒だな」ってなことになりそうな予感もしておりますが、
まあ、見た目がいいですから。
それに、天気悪いと他にやることないし(笑)

この一枚、撮影は5月、処理は7月くらいにだいたい済んでおりましたが、
先日ようやくタイトルが決まり、微調整をし、ここに掲載しております。


03web2_01
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03web2_03

2017年8月14日 (月)

ペルセウス座流星群2017。

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流星(19個):2017/8/12 22:40から8/13 0:24 岐阜県揖斐郡
背景の星空と地上:2017/8/12 23:18 4枚コンポジット

Canon EOS 6D(ハヤタ・カメララボ HKIR改造)
Samyang 35mm f/1.4 ED AS UMC(F2)
ISO3200/4秒/JPEG/固定撮影
Photoshop CC 2017


今年のペルセウス座流星群極大は、大きな月があるなんつって、
普段なら気の乗らない条件でした。
しかし、ここのところ遠征行けない新月期が続いている天体おじさんたちは、
なんとか晴れそうな希望の地へ「行くのだ! 雨が降っても行くのだ!」という勢いでした。

ワタクシはそんなパイセンに付和Ride on。
TKGパイセン、OGSパイセンとともに岐阜県揖斐郡某所に集結しました。

到着時はそりゃもう曇っていて、わっはっは、って感じで
なんかイヤイヤ(笑)撮影機材をセッチングしましたね。

今回は最初から最後まで固定撮影をし、
なんとなーく「一発屋」みたいなものを狙っていましたが、
結局は「放射点」写真を合成し仕上げました。
これ、やってみたかったんですよねー。

処理方法は、読売新聞、じゃなかった、
月刊「星ナビ」9月号に詳しく書いてあるのでそちらを熟読していただきたいのですが、
ひとつだけ。

“「放射点」写真を作るには赤道儀で追尾しながら撮る”と書いてあったのですが、
今回ワタクシはすべて固定撮影でした。

“レンズの歪曲収差で恒星の配列が歪むので、(略)流星画像を変形させる必要がある”
と解説されているとおり、合成はとても大変でした。

固定撮影してしまったため画像処理は大変でしたが、
少々曇っていても、位置合わせの手がかりになる星の並びがわかれば、
雲の間に流星が流れていても「使えるコマ」になるのがとても安心だと思いました。
「背景」となる星の並びは、雲の少ない時間帯を選べばいいですしね。

そんなわけで、少しでも雲が出ると「うわぁー、今日は仕上げられないじゃーん」
と精神にダメージの大きい望遠鏡での撮影と違い、とても楽しかったです。
今度は追尾しよーーーっと。

2017年6月11日 (日)

SGJ。そして、BKP130なしでは東京五輪は開催できないと言っても過言ではありませんが、言い過ぎではあります。

Sgjweb

長野県下伊那郡 5/28 0:37~
SkyWatcher BKP130 OTAW/バーダープラネタリウムRCC1
Moravian Instruments G2-8300FW(-30℃)/IDAS BGRL-RS2
L 7分×12枚 RGB 5分×4〜5枚(2×2bin)
タカハシEM-200/OAG9/Starlight Xpress LodeStar/PHD2
CCDStack2/ステライメージ7/Photoshop CC 2017


 

  「暗黒人形展? 何ですか、それは」

    ──『ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件』七尾与史(幻冬舎)

暗黒星雲SGJ周辺をBKP130で撮りました。
Web用にシャープネスをYHD。

こういう雰囲気はDKBなんですけども、TTOの間ではそれほどでもなさそう。
WTKSはBKPのFTYもありまして、4度目の遠征でYYK仕上げるところまでIKMST。

次回ENSからは派手なところを撮りたいもんです。
どーもすみません。

2017年6月 4日 (日)

NGC6604からM8あたりの天の川。そして、バンビなしでは東京五輪は開催できないと言っても過言ではありません。

04web

4/30 2:03〜 長野県下伊那郡

Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZE(F2.8)
Canon EOS 6D(ハヤタ・カメララボ HKIR改造)
ISO1600/4分×25枚
Kenko スカイメモRSにてノータッチガイド
Adobe DNGコンバーター/RAP2/Adobe Camera RAW/ステライメージ7
CCDStack2
Photoshop CC 2017

処理しないで放置してある素材がまだあるということを、最近思い出しました。

パソコンのデスクトップにやたらフォルダがあるので、じゃんじゃん開いていったら、
おうし座のどこかとか、うみへび座のどこかとか…。

この天の川は1ヶ月前なのでまだましですが、
今更おうし座の星団とか処理する気になるのでしょうか(笑)
よっぽど写りが良い時は「処理するのが楽しみだなー」なんて騒いですぐ処理するので、
放置されているってことは、そんなに面白い写りではなかったのかもしれません。

まあ、あったことをなかったことにするのはよくないと思うので、
梅雨の間のお楽しみになりますかねー。

さて、先週のことですが、久々に娘と遠征に行きました。
小学6年になる娘が「星いきたい」というので。

_mg_7772_2


上の写真は、朝になって現場近くで撮影したものです。
後ろにはある動物がいるのですが、
そのまま載せるには不適切な行為に及んでおりましたので、
モザイク処理を施しております。


04web_01
04web_02
04web_03



以下、ご参考────────────────────

元画像をAdobe DNGコンバーターでDNG化、
RAP2でダーク減算、そしてAdobe Camera RAWにて現像。
M8くらいになると、Camera RAWでは色が激しく出過ぎだと思う。
Img_0723rdk

上のままだとまずいと思い(笑)、CCDStackによるRGB分解、
その後、ステライメージにてコンポジット、RGB合成したものを
中心に処理を進める。
次の画像はステライメージでコンポジットしたものをTIFに書き出し、
Photoshopにて初期の「カブリ補正」的なことを施したもの。

Ccdstack_01

2017年5月24日 (水)

NGC6888、そしてこの後、BKP130はいうことを聞かなくなった。

B6888_web

長野県下伊那郡 4/23 1:25~
SkyWatcher BKP130 OTAW/バーダープラネタリウムRCC1
Moravian Instruments G2-8300FW(-30℃)
IDAS BGRL-RS2
L 7分×11枚
RGB 5分×3〜5枚(2×2bin)
タカハシEM-200/OAG9/Starlight Xpress LodeStar/PHD2
CCDStack2/ステライメージ7/Photoshop CC 2017



  「わたし、イプシロンじゃなくてよかった」レーニナがきっぱり言った。


  ──オルダス・ハクスリー『すばらしい新世界〔新訳版〕 』(大森 望訳)ハヤカワepi文庫


天体写真おじさんは、イプシロンがいいに決まっているじゃないか。
だけどBKP130も、SE200Nも、たまには(笑)いいもの出してきまっせー。

いまやもう、NGC6888は、ナローバンドで撮られたスケベ写真がいっぱいありますけどね。
でも、この日の成果は、BKP130的に言ってとても充実していると自分では思っています。
地味だけど。

しかしですな、この後、BKP130はどうにもこうにも言うことを聞かなくなりました。
接眼部の不調が相次いでおりまして。
ここ3回分の遠征でBKP130を連れて出ていますが、NGC6888以外に成果は「なし!」。

なーんかおかしいなあってんで、最近はBKP130にかかりっきりです。
こういうのは久々ですね。
かつてSE200Nがどうにもならなくて、
「こんなクソ鏡筒、崖から落としてやる!」などと言っていたのを思い出しました。
でもいろいろやってるうちに、すごくいい鏡筒に変わりましたね!
イプシロンにはかなわないと思うけど(笑)

このごろのBKP130の何がいけないか…それは、重い冷却CCDのおかげで、
撮影中にドローチューブがずりずり動いてくる、ってことなんです。
以前はそんなに気になるようなことはありませんでしたが、
ちょっと調整しようと思っていろいろいじったのがダメだったみたいで(笑)

まあ、昨日もいろいろ作戦を考えてやってみましたが、結局どれも納得の解決策とならず。

でも、まだひとつ考えはあるので、それを実践してみようかなー。
やはりこういうのは、お金のかからない方法を考えたいです!

2017年5月18日 (木)

某社レボルビング装置とか某社ポタ赤とかマジでヤバい。マルカリアン撮ったよ!

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2017年4月28日 (金) 法務委員会

藤野保史さん(日本共産党)
いま「外形的な事情から」とおっしゃいました。携帯品とか。これですね、共謀罪の場合はそう簡単ではありません。なにしろ、まだ結果も、行為も行われていない、そこにおける「外形的な事情」とは何なのか。典型的に考えられるのが、盗聴や盗撮による、まあ客観的な証拠であります。ある意味。
大臣がおっしゃった外形的事情の中には、そうしたものも含まれると、いうふうに考えていいんでしょうか。

金田勝年さん(法務大臣)
えー、たとえばー、外形的な事情を今、お尋ねになりましたよね。たとえば、花見であれば、ビールや弁当を持ってるのに対して、下見であれば、地図や双眼鏡、メモ帳などを持っているというような外形的な事情っちゅうのは、ありうるわけですね。そして、えーーーーーーーー

(静粛に願います)

通信傍受の対象に、たとえば、テロ等準備罪は入っていないわけであります。

藤野さん
あのー、双眼鏡を持って、バードウォッチングとか、花だけじゃなくて鳥もきますから。いやいや笑ってる場合じゃなくて。

───文字起こしはワタクシです。

まー、我々天体おじさんは、常日頃からSNSを通じて他のおじさんと共謀して、
やれ遠征に行くだ、やれいらないものがあるから売るだとか、買いたいだとか、
そんなようなことをやっているわけで、
何なら遠征地でいわゆる「職質」というのを体験したパイセンもちらほらおられるようですね。
「職質」については後日、法務委員会で言及されてもおったようですが。

レボルビング装置とか、見慣れない形のポタ赤(笑)とか、
マジでヤバいんじゃないですか。

まあ、こういう細かいことを言うのはともかくとして、

もうちょっと、ちゃんとしてくんないかなー、とは思います。

「公衆等脅迫目的の犯罪行為のための資金等の提供等の処罰に関する法律」っていうのが

あるそうですね。

それを思うと、タケノコ採りを「資金の調達」なんて言われる余地があったりとか、
まったく何を話し合っているのか、意味がわからんです。


Lrgb05web

長野県下伊那郡 4/29 21:46~
Kenko SE200N CR/バーダーRCC1
Moravian Instruments G2-8300FW(-30℃) IDAS BGRL-RS2
L 11枚/RGB 4枚:各7分
タカハシEM-200/OAG9/Starlight Xpress LodeStar/PHD2
CCDStack2/ステライメージ7/Photoshop CC 2017

2017年5月10日 (水)

「気象神社」に行ってまいりました。

Sasori_allweb

2017/4/23、28 長野県下伊那郡
Canon EOS 6D(ハヤタ・カメララボ HKIR改造) 

Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZE(F2.8)
ISO1600/4分(4コマモザイク 全部で4時間くらい)
Kenko スカイメモRSにてノータッチガイド

Adobe DNG コンバーター
RAP2(ダーク減算)
Adobe Camera RAW(現像)
ステライメージ7(コンポジット/レベル補正/フラット化/デジタル現像)
Photoshop CC 2017




   「雨はもうあがったよ」
   「そうかい?」、僕が何の話をしているのかを理解し、
   部屋の中に陽光がいかにも軽快に踊っていることに気がついたとき、
   ギャツビーは天気予報官のごとく、まるでそこに再びもたらされた
   光の後見人のように、うっとりした笑みを浮かべた。
      ──『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド
         村上春樹 訳(中央公論新社)


4月28日は、午後遅くまで雨が降って猛烈な風が吹いておりましたが、
夕方には雨はあがり、
素晴らしく晴れた空が復活し、夜は、じめじめして
望遠鏡やキャメラがびしょびしょになりましたが、
楽しい天体撮影おじさんとなりました。

そんなワタクシ、つい数日前、
44歳となりまして、いよいよフィッツジェラルド氏が亡くなったのと
同じ年齢となりました。まあ、死にませんけどね。たぶん。

冒頭に掲げたさそり座頭からsh2-27の写真については、
読売新聞に詳しく書いてあるので熟読していただければと思うのですけども(嘘)
そんなことはどうでもよく、つい先日、上京する機会を得ました。
そこで高円寺にある「気象神社」に行ってまいりました。


Kisyo

で、お札を授かりました。(千円)
これで天体おじさんに都合よく(笑)晴れが訪れるであろうと。

神社に行っていろいろ見てきましたが、
中には天気が崩れることを願っておられる方もあるようですね。
また、満月の時であれば、ワタクシとしては他人がどう願おうと関係ないと。
つまり、人それぞれ。結構なことです。
でもまあ、天体おじさんに優しい天気となりますよう。

上京の折、まるこうさん、熱狂的阪神ファンいっこうさんとビールを呑みました。
ワタクシが望遠鏡を買って右往左往している時にお世話になった天体ブログおじさんです。
初対面でした!
なんだか、この歳になって、こんな楽しい出会いがあるのだなあって。
望遠鏡買ってよかったなー。

2017年5月 3日 (水)

読書感想文『北海タイムス物語』(増田俊也)。

South_web

2017/4/29 2:12〜
Canon EOS 40D(スターショップ新改造)
Canon EF-S 18-55mm f/3.5-5.6 USM(22mm/F4.5)
ISO400/5分×2枚
Kenko スカイメモRS(ノータッチガイド)


増田俊也さん『北海タイムス物語』(新潮社)を読みました。
世の中にはいろんな職業がありますが、
そこで働いている人がふだん何やってるのか、ってなかなか知ることができません。
特殊な職業じゃなくても、誰もがみんな、専門的なことをしているのだと思います。
そういうものを小説や映画で扱っているのって大好物です。

中学生のとき、映画『マルサの女』がサイコーに面白かった!
三浦しをんさんの『舟を編む』がサイコーに面白かった!(映画にもなったね)
歴史はあんまり好きじゃないけど、
門井慶喜さんの『家康、江戸を建てる』は職人がかっこよくてたまらんかった!
とか。

いろーんなお仕事があるけど、それぞれ専門的なナニがあって、
映画や小説が、それらをちらりと見せてくれるのってとっても面白い。
でまあ、ワタクシはこの『北海タイムス物語』を非常に楽しく読みました。

ここで舞台となる職業は新聞社「北海タイムス」の編集局整理部。
「整理部モノ」といえば横山秀夫さんの『クライマーズ・ハイ』がありますが、
あっちには「ミルス」とか書いてないっすね(笑)

主人公の野々村君が整理部に配属されて早々、
社会面の20行アキを埋めるために権藤パイセンが

  “「(略)この四段見出しを九行どりにして、この罫を全角カスミに変えて!(略)
   それでここを三つ折り! この二段写真を一行浮かせて!」” ──87ページ

などとやっているのを読むと、まさしくお仕事小説という感じでクラクラしますね(笑)
専門的なことは「第11章 ささやく講義」で権藤パイセンが説明してくれるので、
野々村君と一緒に勉強するような形になりますし。


帯には「会社の愛し方、教えます」とか「共感度120%の熱血青春小説!」とか書いてありますが、
ワタクシは「このお仕事は何をやっているのか」という点がとても好きで、
それをこの小説の中心として読んでしまいました。こんな人もいるのです。

まー、そればっかじゃないですよ。
自分には合わないと思っている、まったく違うモノを受け入れること、
人でも、職業でも、DISってばかりではなんともならん、というのを感じました。

野々村君を「優しい」とか「いいひと」とか評する人がいろいろなところで出てきたり、
「工場上がり」という蔑称についてしつこいくらい書いていたり、
あー、これは作者の優しさがにじみ出ているところだな、って思いました。

野々村君がついにひとり面担になったとき、編集局はもちろん、
制作も輪転も「よっしゃー」ってなって、製版部の龍造まであんな風になりやがって(笑)
もー、みんないいヤツなんだからーって号泣ですよ。
熱いパイセンがたくさんいるのっていいなあ。

この小説は「平成2年」のことを書いていて、
小説中「イラク、クウェート侵攻」の号外を発行しています。
この部分で、その3年後くらい?の「北海道南西沖地震」のことを思い出しました。

  “そして二人で写真を選んで見たことがないほど大きく割り付け用紙にレイアウトした。
   そのあまりの豪快さとスピードに僕は圧倒された。” ──357ページ

と書かれていますが、ワタクシはこれと同じようなものを、
北海道南西沖地震発生翌日の夕刊で見たことを覚えています。
1面の半分くらいを埋める一枚の写真。
「壊滅状態」っていう言葉が入ったやたらでかい見出し。
あのとき「津波」っていうのを知った衝撃と、
新聞ってこんなこともやるんだ、っていう衝撃と。

このあと、野々村君は北海道南西沖地震の紙面は作ったんでしょうか。
そのころには、社会部に異動してるかなー。

まあ、どうでもいい話ですが、
野々村君はちゃんと風呂に入った方がいいと思うし、
あの経済状況で相変わらず地下鉄に乗らないところとか、ホント
なんとかせい!と思いました。
これから仕事はできそうだけど、私生活が心配です。

それと、制作の人たちと怒鳴りあうのはやめた方がいいと思う(笑)

で、浦さんは、松田さんや「ピリカ」のマスターとどういう関係だったのだろうか?

«はくちょう座アルファ星からガンマ星にかけての星雲。