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2010年2月28日 (日)

「インビクタス/負けざる者たち」

今から20年ほど前のこと。わたくしは中学生か高校生くらいでしょうか。
どういうわけか、南アフリカのアパルトヘイトを扱った映画を好んで観ていました。
その頃「遠い夜明け」「ワールド・アパート」「白く渇いた季節」という3本を観ました。
あいかわらず、映画の内容は、ほとんど憶えていないですが。

特別アパルトヘイトに関心があったというわけではなかったと思います。
ただ、これらの映画の中で流れている音楽に、惹かれるものがあったので観ていたのでは、
と思います。そして、どの映画で流れていたかは忘れていますが、特に印象に残った曲があります。

その曲を、先日観に行った「インビクタス/負けざる者たち」で聴くことができ、驚きました。
実はその曲、南アフリカの「国歌」だったんです。
「国歌」とはいいますが、複雑な事情があるようで、
映画の中では、マンデラ大統領以前だと「歌うと逮捕される」と言われていました。
「神よ、アフリカに祝福を(Nkosi Sikelel' iAfrika)」という名前だそうです。

「インビクタス/負けざる者たち」は先の3本のような「社会派」とは異なり、
アパルトヘイトそのものについては意外にあっさり描いていました。
かといってラグビーに重点を置くでもなく、
ネルソン・マンデラという人に特に重点を置くでもなく、
いろいろなことを広く描く、といった感じの映画でした。
テキトーそうな印象を持ってしまうのですが、なぜかとても安心感のある流れ。
これはもちろん、昨年の「チェンジリング」「グラン・トリノ」でも感じたのと同様のものでした。

この安心感に身をゆだね、「そりゃベタだろ」とツッコミを入れたくなる感動的シーンなども
素直に受け入れ、素直に感動することができるという!
くだらない台詞や嘘くさい芝居がないから、ありがちなシーンでもさらっと平気なんです。

登場人物たちは、最初はいやな印象を与える人物であっても、
映画が終わるころにはとっても親しみのもてる人として描かれていて、
そこも素直にとらえねば、俺は悪人なのではないか、
と思わせるような純粋な雰囲気が漂っていました。

ただ、マンデラさんが襲われるのでは?と思わせるとてもハラハラさせられる2つの場面で、
実は新聞配達だった、とか、実は応援のための演出だった、とかいうのは余計なんじゃ?
飛行機の件は、ライムスターの宇多丸さんが「イーストウッドのサービス精神」と
肯定的にとらえていましたが、
わたくしはハラハラさせられた恨みで「なんだー、あほなことすんなー」と思ってしまいました。

それから、なぜ、あんなに弱いチームが急に強くなれるのか、そこが不思議。

ところで、マット・デイモンさん扮するラグビー・チームのキャプテン、ピナールが、
マンデラ氏からお茶に招待された、と家族で話すシーン。
黒人のお手伝いさん(?)が「バスが不便だからなんとかしてほしい」と
マンデラ氏に伝えてほしい、とピナールに言うのですが、
ちゃんと伝えてくれたんでしょうか?

モーガン・フリーマンさん演じるネルソン・マンデラ氏。
南アチームがワールドカップ優勝後、カップを渡すときに「よく貢献してくれた」
みたいなことを言うのですが、その後の顔がちょっと怖かったです。
スポーツを政治利用する、狡猾な政治家の顔が見えたような気がしました。

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