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2010年4月11日 (日)

勝手に許されるな!「シークレット・サンシャイン」。

映画評論家町山智浩さんは、映画を観て持つ感想というのは、
観ている人の考え方をそのまま投影するのだ、というような事を言っていた。
(ライムスター宇多丸さんとの「ハート・ロッカー討論」のPodcastによる)

わたくしは、それについて「あ、その通りだな」と思った。
「ハート・ロッカー」についても、
家族の事を大事に思っている人にとっては、戦場に帰る主人公を
とんでもないやつだと思うのだろうし、というような事を言っていたが、
小さい子どもがいるわたくしは、「おいおい、赤ちゃんと嫁さんはまた置いてけぼりかよ」
と少し思った。

そんなわけで、「ミスト」とかはとんでもない映画であるなぁ、許せん、と思ったわけで、
とはいえ、「一家心中」というのはこのような心理か、と考えたりもした。
また、「パンズ・ラビリンス」なんかは、ファンタジーの世界は「実在」して、
あの少女はほんとにお姫様にでもなっているに違いない、と考えなければ、
わたくし自身が救われないのである。

そういうわけで、DVDを借りて観た「シークレット・サンシャイン」である。
忘れないように、途中までのあらすじを書く。

母(シネ)は、夫を亡くし、息子(ジュン)とともに、夫の故郷である「密陽」に引っ越す。
(いろいろあって、いろいろな人が出てきて)息子が誘拐(身代金目的)され、殺されてしまう。
立ち直れないシネを宗教(キリスト教)が救う。
信仰を深めたシネは、息子を殺した犯人を「許す」ことを決意。刑務所まで面会に行く。
そして面会。やたらと血色がよく、おだやかな表情の犯人。
「神の恩寵があることを伝えにきた」というシネ。
しかし犯人も服役後、神に出会い、信仰を深めていたという。
そして犯人自身が「神がわたしのような罪人の前にあらわれ、その罪を許した」と言う!


おいおい! 勝手に許されるなよ! というのがわたくしの感想。
その時のシネの表情も「え?! 何? 今、何かすごいこと言わなかったか?」みたいな顔。
はっきり言って、わたくしは許さんぞ!

この場面は、140分ほどあるこの映画の、だいたい90分くらいのところ。
その後、シネはいろんな事になっていく。
この先が問題なんだろうな、きっと。
子を持つ親として、「ああ、そうだろうな」と思うところもあれば
「え、その反応はないだろ」と思うところもある。
だけど、それだけぶっこわれてしまうのは当然だろうなぁ。

この映画は、画面がからにじみ出てくるものがものすごく多いような感じがしました。
みなさんの表情(顔)がいいのです。
最初の方で、ジュンがふざけて隠れているのをシネが泣きまねしながら探すという
シーンがあるのですが、ジュンが出てくるときの表情がたまらんです!
あとは、あの男ですかね、ソン・ガンホさん。
しかしなんですな「俗物」と言われて大爆笑している、ありゃ、いい男ですな。

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