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2010年11月26日 (金)

未公開映画祭「ビン・ラディンを探せ!」。

「松嶋×町山 未公開映画祭」で観た2本目。原題は "Where in the World Is Osama Bin Laden?"。
「スーパーサイズ・ミー」でおなじみらしいモーガン・スパーロックさんが監督。
この映画は、彼が「アルカイダ」のボスであるオサマ・ビンラディンを探すという映画なのです。

なぜ、ビンラディンを探すのか?
それは、スパーロックさんが間もなく父親になるから!
そう、産まれてくる子どもにふりかかるあらゆる危険を取り除こうとする親心なのです!
(もちろん、「プレデター」からも子どもを守る?!)

といった感じのノリで、序盤はめちゃくちゃ軽くはじまり、
ビンラディンが "U Can't Touch This" を踊るという秀逸な映像まで盛り込まれていて、
アホアホパワー全開なわけです。

ところが、エジプトやモロッコやパキスタンやアフガニスタンなど、いろんな国に行き、
「ビンラディンはどこですか?」と人々に尋ね始めると、なんだかいろんなもんが「見えてくる」。
ちょっと本気な感じが出てくるのです。
わたくしが感じたのは、「普通の人々」が普通に暮らしてるだけ、
そういう光景が映っているな、ということ。
これに対して、序盤で描かれる訓練みたいなもんとか、ブッシュ前大統領の映像、
それに途中で出てくる米軍の様子などは、
なんだか「アメリカの過剰反応」だと感じる人もいるのではないでしょうか。
それはつまり、監督が最後の方で言っている
「イスラムに対する恐怖は、自分たちが作りあげた内なる悪魔だ」ということなのでは。
現地で「普通の人々」に触れ、いっしょにご飯を食べたり、
冗談を言い合ったりした監督は、ビンラディンを探し出したところで、
何も解決しない、と感じたようです。

で、もともとの目的。そう、「産まれてくる子どものため」という視点。
実は、わたくしは、この映画を観ている間じゅう、
ずーーーっとこの「もともとの目的」が頭を離れませんでした。
監督ははじめ、自分の子どものためだけに
ビンラディンを(探して)排除しようとしていたかもしれませんが、
撮影をすすめるに従って、現地の子どもたちがどのような境遇なのかを知り、
そういった子どもたちも、自分の子どもと同じく、守りたくなったのでは?

子どもを持つようになると、他人の子どももかわいくなる。
簡単にいうと、そういうことかな、と。

映画全体から言えば、子どもがどうの、と分かりやすく言っているところは少ないのですが、
「教育」という言葉がちょくちょく出てきたり、
最後、ある地域に入るのをあきらめたあと、
現地で学校が建設されなくて、子どもたちが屋根のないところで勉強している風景を出したり、
少女の姿を出したり…。そこにかぶさる監督自身のナレーション…。などなどがあり、
わたくしは、「初心を忘れていないな」と思ったのであります。

この映画は、ふざけてるのか、まじめなのかわからない。
それに、人によって、どんな「現実」を見るのかも違うのではないでしょうか。
わたくしは、モーガン・スパーロックさんが
「どんな子どもも、幸せになれ」ってゆー映画を作った、と見た!

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