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2011年5月16日 (月)

京極夏彦さん「オジいサン」はコントだ!

なんか勝手に決めつけちゃってますけど。
京極夏彦さん「オジいサン」(中央公論新社)。

帯にはこんなことが書かれています。
 益子徳一、七十二歳、独身。
 定年後の人生を 慎ましく過ごす 独居老人の
 大真面目で 可笑しくて 少しだけ せつない日常

なんかほのぼのとしたお話のように見えますが、
まったくどーでもいい(と思われる)ことを
ぐだぐだぐだぐだぐだぐだ考え続け、しょっちゅう脇道にそれ、結局何も解決しない
というお話(笑)。

これはあれだ、京極堂シリーズの関口ですよ! 関口にもっと生活感を足したような感じ。
カセットテープは燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか、とか
携帯電話のことを「ケータイ」ということに関する考察だとか、
カセットテープを分解しようとしたときの小さな螺子の話とか、
スーパーでの、ウインナーの売り子を前にしての思考だとか、
そのウインナーを使った料理のくだりとか、
実にそんなことをあーでもないこーでもないと考えているのです。

これは最初、とまどいました。どうにも読みにくい。
で、途中である事に気づきました。
これは、コントである、と。

コンビ芸人がこういう状況をネタにしているところ、容易に想像できませんか?

そう思うと、徳一さんの考えていることがなんとも笑えてきました。
結構あとの方で、地デジに関して田中電気に「綺麗に映る」と言われた徳一さんが
「…それに相撲なんか、そんなに細かく映ったら気持ちが悪いのじゃないか」と言うところなんかは、
大爆笑。これはパンチラインです。

で、最後になって、今まで「どーでもいいことを」とDISってきたことが
かなり効いてくる素晴らしい号泣シーンに収束してしまいました!
なんか、めちゃくちゃかっこいいじゃん! 徳一さん!

ちなみに、電子書籍に関する論争なんかは、京極さんそのものですかね。

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