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2011年11月 5日 (土)

お世辞じゃなく傑作の増田俊也さん「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」。

増田俊也さん「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(新潮社)。

柔道や格闘技のことは、全く知らないわたくし。
どれくらい知らないか、という軽いエピソードを。

マルジャ・バーとゆージャズ・バーのようなところで働いていた時。2000年頃。
某氏から「『噂の真相』に『PRIDE』のことが書いてありましたね」と言われた。
(「噂の真相」とゆーのは、現在休刊となっている月刊誌)
しかしその記事については、わたくしはまだ読んでいなかった。
見出しだけはなんとく見たという程度で「あー、そういえばそんな記事がありましたね」と答えた。
氏は「みんながそれぞれの立場で勝手な事を言うだけ」みたいなことを言うも、
記事を読んでいたないわたくしは「ふーむ、そういうこともあるかもしれませんな」などと
アホみたいな事しか言えなかった。

で、その、話題になっている「PRIDE」というのは、総合格闘技の大会みたいなもん(?)
であることは後日、「噂の真相」を読んで知る事になるわけだが、
実は、氏と話している最中、わたくしは「PRIDE」というのを、
映画「プライド・運命の瞬間」と勘違いしていて、津川雅彦さんの顔が頭の中にいっぱいだったのである!
どうにも、不思議な会話であった。以上で「格闘技知らないエピソード」は終わり。

というわけで、この分厚い本。
プロレスラーなどの豪快なエピソードは、吉田豪さんの話なんかを聞いてはいるが、
何ひとつ、頭に残っていないわたくし。いったい、どうなるのか、と思って読み始めたけど、
これは、お世辞じゃなくて、面白い。傑作。

増田さんが執念深く資料を探したり、事実の確認をしたりするところなどは、
「●●(既刊の書籍や、過去の新聞記事)には●●と書いてあるが、これは間違いである」
というような記述が多く、実に信用できる仕事だなぁ、と思わせる。こういうの、好き。
特に、529ページあたりから、木村政彦さんの発言と言われる
 「力道山のレスリングはゼスチュアの多いショーだ。
  ショーではないレスリングで力道山とプロレスラーの実力日本一を決したい。
  実力なら自分は力道山に負けない」(『激録力道山』)
の「元ネタ」を探す部分は、スリリング。
そして、最終的には大阪で発見、という部分は、まさしく「あー、見つけちゃったよ!」と感心。

この本に登場する、実に「濃い」人々。
時にとんでもない行動を起こしたり、眉をひそめたくなるような言動もあったようだが、
増田さんはどれもこれも、「それぞれに事情があるのだ」というような暖かい目で見、書いている。
誰かの名誉を回復するために、誰かを貶めるというような事は、していない。
どんだけ柔道が好きなんや、どんだけ木村政彦さんが好きなんや、と感じる。

それと、門外漢のわたくしにとって、いろいろな団体や道場間の「力学」(?)が興味深かった。
ファンの人にとっては承知の話なのだろうけどね。

さて、「力道山」と言えば、「ザ・力道山」(1983)という映画がある。観たことないけど。

格闘技オンチのわたくしがなぜ、この映画を知っているかというと、
この映画の音楽を山下洋輔さんが手がけているからである。サントラ盤が発売されていたのだ。
いつだか、オークションに出ていたので入札したが、随分高額になり、途中であきらめた。
だから未だに、聴いたことはない。って、結局聴いてないのかよ! なんか尻すぼみ。

そのアルバムには橋本一子さんがピアノで参加している。
いつだか、上記「PRIDE」の某氏に「橋本一子を知っていますか?」と聞かれたことがあった、
というのは、わたくしの、ねつ造された記憶か?

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