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2011年12月25日 (日)

開沼博さん「『フクシマ』論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」。

開沼博さん「『フクシマ』論 原子力ムラはなぜ生まれたのか」(青土社)。

主に東日本大震災前に書かれた論文をまとめたもので、
 “「原子力ムラ」というテーマについて「中央と地方」と「日本の戦後成長」の関係を論じ”た本。
この本では「原子力ムラ」ということばは
 “地方の側にある原発及び関連施設を抱える地域”
 “中央の側にある閉鎖的・保守的な原子力行政”
のふたつを指す。

現在の雰囲気だと「原子力ムラ」というのは
後者の「中央」を批判する時に使われているのをよく目にする。
しかしこの本は「地方」について多く書かれている。

しかも、東京電力福島第一原子力発電所の事故後、
我々が考えがちな「被害者」としての「地方」ではなく、
地方は「加害者」をも含んでいることに気づかされる。
また、“自動的かつ自発的な服従”などにより、中央と「共鳴」すらするという、
いったいどうしてこうなっちゃうのか、と思わずにはいられない事が書かれている。

が、最初の方の「『フクシマ』を語る前に」という部分に書かれている
事故後の原発立地地域の人々の言葉を読むと、
外部の我々がとやかく言う事をためらってしまう。
次の一節だけでも「釘を刺された」と感じる。
“ひたすら放射能や自然エネルギーに関する知識・情報を収集しては披露しようとする者、
 そこかしこに救国のヒーローをでっち上げて感傷にひたろうとする者。
 あるいは、福島の地元住民を一方で「自分たちで使うわけではない電力を作ってきたのに
 こんなことになってしまってかわいそう」と「良心派」ぶり、
 他方で「結局補助金とかジャブジャブもらってたんだから自業自得でしょ」と
 「リアリスト」ぶる人びと。”

原発と現在の事故に関する技術的・科学的なことが書かれている本ではないのだけれど、
「地方が栄える」ということについて、
(想像力を働かせて)自分の身に置き換えて考えるきっかけになった。

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