フォト
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

ウェブページ

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月の記事

2012年1月23日 (月)

また良い本を読んでしまった。冲方丁さん「天地明察」。

冲方丁さん「天地明察」(角川書店)。
とても良い本を読んでしまいました。

昔の人はすごいなぁ、という牧歌的な感想を持ちつつ、
最近になって、不確定性原理がどうの、光速より速い粒子がどうの、など
信じられてきた理論がひょっとすると「誤謬」なのかもしれない、というニュースを目にすると、
今でも、この小説に書かれていることが続いているのだな、と感じる。

数式から導き出された結果が間違っているのではなく、数式そのものに誤謬があるのだ、
というのは、現在ではあんまり考えにくいのだと思っていたけど、そうでもないのねー。

 「北極星を見て参れ」

このひとことにしびれた。
あ、動き出した、という感じがする言葉。
だけど、その後もものすごい動きが続き、このひとことに匹敵する「パンチライン」も多数。

主人公渋川春海は、あらゆる協力者を得て大きな仕事を成し遂げる。
スーパー能力を持ったヒーローではなく、一般人より少し優れている登場人物、という感じ。
彼に協力する人々が非常に魅力的なので、いわゆる「チーム萌え」的楽しみもある。
まったく、立派な人ばかり出てくるもんだ。

天文屋のわたくしとしては、多分、それほど精度のよくない機器で
よくまあ立派な観測をしたもんだ、というのに驚かされた。
いまだに星雲などが導入できなくて赤道儀を振り回している自分が情けない!

にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

2012年1月19日 (木)

SE200Nの謎の光条について。ひとつの解決策。

自慢の鏡筒 Kenko SE200N で輝星に余計な光条が1本出てしまう問題で、
以前、かたくちいわしさんにアドバイスいただいた検証を行っていて、
ついに問題解決策のようなものにたどり着きました。

かたくちいわしさんからは、回折光がどこから出ているのかを探るために、
1.黒い紙で直径7cm位の真円を描いて切り取り斜鏡の前に(筒先側)つけて撮影
2.今度は逆にSE200N本体の口径を絞るような物を作って撮影
とのコメントをいただいていまして、それぞれ実施してみたわけです。

まず、1ですが、これは変化なしでした。
斜鏡まわりの「何か」が回折光の原因ではなさそうでした。

で、2です。
かたくちいわしさんから参考に紹介していただいたサイトでは、
「恒星像の周辺にある不自然な光芒」を防ぐために絞りを付けているようです。

今回わたくしは、厚紙をちょうど鏡筒内部に入る大きさの円に切り取ったうえで、
2cm幅の輪っかになるように中央を丸く切り抜きました。
厚紙ですので、するすると鏡筒に入っていきます。
主鏡押さえツメがかくれるくらい絞る感じになりました。
これで撮影してみますと、こんな様子です。

Ari

謎の光条は消えました。
3つ並んでいるのは、写野の左/中/右に輝星を位置した場合の3つを試しているからです。
なぜなんでしょうか。

ちなみに、手作り厚紙絞りを取った状態(つまり、ノーマルということ)だと次のようになります。

Nashi

左に位置した星からは右下に向かって光条が出ています。
中央の場合はうっすら左下に向かって光条が出ているのがわかるでしょうか。

さて、ずっとこのブログを読んでくださっている方の中には、ここで
「あれ、光条はいつも右下じゃなかったっけ?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
そうなのです、あるとき、右下から、左下に移動したのです(笑)。

実は、斜鏡の調整をいろいろ試しているうちに、光条の出方が変わることもわかりました。
とゆーことはつまり、やっぱり光軸がちゃんと出せないんじゃん! と思ってもいるのですが…。

たとえば、主鏡押さえツメがいたずらしているのだけど、
斜鏡が傾いているからその影響をもろに受けてしまう、とかいった複合的な要因なのでしょうか。
だったら、実に厳密に斜鏡・主鏡などを調整したら、絞りなぞ付けなくても光条は出なくなるのか?
などとも思えます。
で、実はまったく別の要因かもしれませんが。

今度、恒常的に使えるちゃんとした絞りを作って取り付けてみます。
それと、光軸の調整も、ほんとに今のままでいいのか検討する必要がありそうです。
少し前に十字線付きコリメーションアイピースというのを買いました。
今はこれを使って調整しています。

さて、おまけ。
興味のある方は「SE200N M45」で検索してみてください。
数々のM45の写真が出て来ますが、案外、いろんな「謎の光条」が多い事に気づきます。
わたくしのように1本のものや、猛烈に回折像が広がっているもの、
45度の角度で存在をアピールする長い光条などなど。結構、面白いです。

最後に、いろいろアドバイスくださった方々にお礼申し上げます。
「天文の実際」は経験者に聞かないと、ほんとにわからないものだと痛感しました。

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

2012年1月14日 (土)

EOS Kiss Digital X で撮ったおおぐま座のM109周辺。

1月3日午前3時頃。
嫁の実家に泊まり、夜中にごそごそとお外に出て望遠レンズを使って撮ってみました。

Kumab


Canon EOS Kiss Digital Xのセットで売ってる望遠レンズで、250mmです。
最近になって、こちらにコメントを寄せてくださるさとうさんに触発され、
カメラレンズでもいろいろ挑戦してますが、どーも星が変な形になってしまいます。
セットのレンズだと、こういうもんなんでしょうか。よくわかりません。

それにしても、銀河がいっぱい写っていてチョーうれしい!
こういうの、撮ってみたかったんだよねーーー。

ほんとはかみのけ座のあたりを狙ってたんですが、
かみのけ座はまだ山にかくれてると思い込んで逃してしまいました。
実は、しし座の大きさを見誤って勘違いしちゃったのです。
あ、かみのけ座もうすっかり上ってるじゃん! と気づいたら、雲が出て来ちゃいました。
おまけに、レンズが凍結。
道具をあれこれ持って行くのが面倒だったのでヒーターは使わなかったんです(泣)。
今度からちゃんとします。

嫁の実家あたりの空はとても暗くて、今後も通っちゃおうかと思っています。


にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

真藤順丈さん「畦と銃」、道尾秀介さん「片眼の猿」。

最近、天文の本ばっかりだったのですが、
久しぶりに小説に戻ってまいりました。で、読書記録を。

真藤順丈さん「畦と銃」(講談社)。
知らぬ間に真藤順丈さんの新刊が!
農業林業畜産とロックの融合でした。
そして、大量のパンチライン!
とてもわくわくする小説でした。

  百姓の百ある業のひとつめ、一は一揆だっや!

とか、これが書きたくてこの小説を書いたんじゃないかと思えるくらい秀逸。

  なにしろこの村じゃ、鍬と鋤とコルトガバメントがごったになって、
  田んぼの泥には薬莢が落ちていてな。
  村のことばで言うところの〈あぜやぶり〉が悪さしてるけ、
  あんたの幻想をぼっ壊しちまうかもしれねえな。

と、はじめの方で書かれていて、衝撃と期待でいっぱいになりました。
真藤さんはすごいなぁ。

また、この本の目次の感じ。
(見ると、なるほどと思えますが)この感じが、
本の方向を定めているなぁという印象を受けました。

もう一冊。
道尾秀介さん「片眼の猿」(新潮社)。
ああ、また警察に捕まるべき人が逃れてるなあ。
だめじゃないか!


にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村

2012年1月 4日 (水)

SE200Nで楽しくやってます。M1とNGC2024。

ここのところSE200Nの変な光条問題で調整とテストなどを繰り返していたので、
本来のお楽しみである、望遠鏡をのぞいたり、星雲のようなものを撮影したりということをしていませんでした。
というわけで、光条問題は先送りして、久々に楽しいことばかりしてみました。

昨年12月30日、ついに年末年始のお休みに入り、うはうは状態で庭に望遠鏡を設置し、
M42などをみて感激し、(この日のM42は、格別きれいだった!)
いろいろ写真などを撮ってみました。

じゃーん。
M1

おうし座にあるM1(かに星雲)です。
これは25ミリのアイピースをつけて40倍で見ると、うっすらぼんやり、という感じでした。
いつも思うのですが、これのどこがカニなんでしょうかね。
カニみそならわかるけど。

それからもうひとつ。
じゃーん。
2024

ものすごい光っている星のとなりにある、なんだか不吉な形をしたNGC2024。
オリオン座にあります。
そのちょっと下、星のまわりがぼんやりしていますが、これがNGC2023なのだそうです。
無改造のEOS Kiss Digtal Xですので、馬頭星雲はうすぼんやりと写っていますが、
見えるのはわたくしだけでしょうか?
ちょっと途切れていますが、馬の頭は見えてると思うんですけど。
ちなみに、なぞの光条が出ていないんですが、これはやはり、写野の右側だからだと考えています。
この日、M45も撮ったのですが、左側にあるお星には出てましたから。

さて、久々にこーゆーお楽しみをして、非常に充実した日でした。
光条問題は、まあ、今年いっぱいを目標に、解決していきます(笑)。
あと、フラット処理とゆーのも、挑戦してみましょう。
ところで、「ステライメージ」は?

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »