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2013年11月17日 (日)

Photoshop「シャドウ・ハイライト」を天体写真に使ってみました。

「シャドウ・ハイライト」は仕事でよく使います。

一般的な人々が、条件の揃わない状況で撮影せざるを得なかった写真を、
「まあ、それなりに見える」と、わたくしが判断するように仕上げることを目的として使っています。
もっと限定して言えば、わたくしは、グレースケール画像でしか使ったことがありません。
 
そんな「シャドウ・ハイライト」を天体写真に使ってみたら…。
 
この機能は、ずいぶん前からPhotoshopに実装されてますね。
だから、ばりばり使ってる人はいるかもしれません。
でも、わたくしとしては、天体写真に適用することには少々懐疑的でした。
というのも、印刷屋という仕事柄でしょうか、網点はパーセントでコントロールするところがあって、
「シャドウ・ハイライト」風「直感的」に色をコントロールすることは「気が向かない」からなんですね。
(CMYK変換する前のRGB段階で使う、というのはありですけどね)
 
カラーものに「シャドウ・ハイライト」を使うと、「なんか変だ」という感触がありました。
ざっくり言えば、中間のおいしいところが眠くなることがある、みたいな。
なんかよぼよぼになるんですよ。主役がないという。
 
さて、ハナシ変わって。
 
先日のNGC2024処理に先立って、あえて海外の味付けの濃い画像を保存して、
Photoshopでいじくってみる、という活動をしていました。
 
そこで何を思ったか…。
「シャドウ・ハイライト」を一発かましてみました…。
 
すると。
おもしろい!(以下略)
 
というわけで、「シャドウ・ハイライトを前提とする画像処理」というのはどんなもんか、
って考えてみました。
 
「ステライメージ」でコンポジット。
次にレベル補正ですが、ここがいつもと違う感じです。
シャドウ側は、RGBそれぞれ10いくかいかないか、くらいで、
ハイライト側は、飽和しない程度にとどめておきます。
 
で、終わり!
 
これをTiffにして、Photoshopに持って行く。
これが「シャドウ・ハイライト」前提の「素材」かと思うのです。
 
2024_2
 
先日のNGC2024を、改めて「シャドウ・ハイライトを使う」ことを前提にやってみたのが、上の画像です。
ちょっと前回の処理で「修正しなきゃ」って思ったことも含まれてますので、
比較としてはどうかと思うのですが、
やってみた感触としてはですね、
「シャドウ・ハイライトを追求する価値はありそう」。
 
とはいえ。
 
そう簡単に答えを求めてはいけません。
また、前回の処理と単純に比較するだけでもいけません。
 
思ったことを書きます。
「シャドウ・ハイライト」は、「ステライメージ」の「デジタル現像」を置き換える処理として、
有利なのでは?
では、なぜ、「デジタル現像」より有利なのか?
それは、「運用」として「シャドウ・ハイライト」の方が断然便利だから。
レイヤーを「スマートオブジェクト」にしちまえば、「シャドウハイライト」は
いつでもパラメーターが変えられる「非破壊」のフィルタですね。
一方「デジタル現像」は、やり直そうと思ったら、もう一度ファイルごともとに戻らないと…。
 
レイヤーのスマートオブジェクト化に関しては、
「なんて便利なんだ!」って思うことは他にもたくさんありますよ。
たとえば…。
Camera RAWを「フィルター」として使えるようになりましたが(CC限定?)
これだってレイヤーをスマートオブジェクトにしちゃえば、
「ノイズ低減」のパラメーターなんか後からどんだけでも変えられる…。
Camera RAWなんかは、円形フィルターとか、直線フィルター(?)みたいなもんもあるんで、
フラット補正で不完全だった周辺減光とか、カブリの補正にも有効に使えると思うのです。
それが全部「非破壊」ですよ。
 
なんか生意気いってホントにすみません。
 
ってゆーか、これってどーなんでしょう。
「内部的にどーだーこーだから、これよりもデジタル現像の方がいいんだぜ」
とかいうのがあったら、オセーテくださいね。
そして、みなさんもいろいろ試して、おいしいところを教えてください。
 
もう一度、話を変えましょう。
SE200N CR/LPS-P2/RCC1の、「本当の」撮影画像です。
いや、「本当」ではないですね。「シャドウ・ハイライト」適用後です。
 
01_lev3_ks
 
左側、ものすごいゴーストですね。
SE200N開口部の形状がわかるくらいです。
これに関しては、文句は、なし、ですね。
やっと、特定秘密なしになりました。

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天文」カテゴリの記事

コメント

 今日ほぼ一日Elementsのお勉強で、だいぶ悦に入っていたら、あいや~っ!!
シャドウハイライトとな、高校時代はただのハイライトだったが。

 違いがわからん男の紅茶。違いがわかるようになるまで待っててね、あと600年(笑)

厚生の色が良くなった気がしますね。
あと何となくシャキッとしたような。
でもバックの淡いガスが消えてしまったような....
シャドウ、ハイライトってどうやるんですか? 聞いたことない。

■山口のじぃさん
お楽しみたくさんですねー。Elementsには「シャドウ・ハイライト」機能はないかもしれませんね。どーなんでしょ。
わんぱくでもいいんです、たくましければ…。
600年かあ〜、もうちょっと短くなりませんかねー。

■のんたさん
最近は一度やったものを翌日見て修正するというパターンが多くなりました。
淡いガスは、こいつを消すくらいじゃないとゴーストが目立ってしまうからなんですね。
ゴーストさえなければ楽しかったんですが。

「シャドウ・ハイライト」は「イメージ」「色調補正」「シャドウ・ハイライト」で出ます。
たとえば…
http://www.skyfactory.org/ngc2024/ngc2024_fullview.jpg
上のURLにある写真をとってきて、デフォルトでいいから、実行してみてください。
おもしろいんですよ、これが。

ミッチーさん こんにちは
同じ口径なのに異次元の画像に見えます。
それが”スマートオブジェクト”なる専門知識の成果なのか、
元画像自体が良いのか、はブログ記事画像だけでは判断できませんが・・
ゴーストが消えているのはすぐわかるのですが、細かい横線ノイズまで消えているのはなぜ?

わたしはSI7しか持っていないのですが、あと処理でできるカブリ補正があったら
是非解説記事をお願いいたします。

■雲上さん
うーむ、レイヤーのスマートオブジェクト化も、シャドウ・ハイライトもPhotoshopの機能ですからね。
ノイズに関しては、Camera RAWプラグインを駆使したりとか…。
ただ、横縞ノイズに関しては、強調をほどほどにしておく、という方向性で目立たなくしてるわけです。
賛否両論ありそうですが、わたくしはトーンカーブのシャドウ側を寝かせますね。

Adobeの製品は最近クラウドだけになって、月々いくら、っていう形になったので、
お小遣いに組み入れてみたらいかがでしょうか。
今回の処理でもそうですが、ステライメージの処理は、ホントにコンポジットと若干のレベル補正でしか
使ってないんですよ。
とはいえ…
SI7の「オートストレッチ」とかどんなもんなんだ? っていう興味はありますよ。
ちなみに、わたくしは6.5のママです…。

結局、デジタル現像ってのもハイライト側を圧縮して合成するようなHDR合成みたいなもんでしょうからねぇ。ミッチーさんの手法は理にかなっていると思います。

くそー! ステライメージなんかいらなかったんだ!

私もSI6.5のままです。オートストレッチ、、、気になるなぁ。これがあればカラーバランスに悩まなくてよくなるんでしょうかね。

ミッチーさんに教えて貰ったシャドウ・ハイライトおもしろいですね。
何だが周辺減光が一気に補正されるように均一になるイメージです。
これは使えそうなので早速曽木公園ライトアップの写真に使ってみました。
のんたはSI7でオートストレッチ使っていますが、まだ使い切れていません。
色あわせならPsでも出来るかなあと思って。

■まるこうさん
Photoshopの「シャドウ・ハイライト」は、ステライメージ「デジタル現像」と比べて、
シャドウ側も制御できてますよね。比較的シャドウ側に出したい情報がある天体には良いのでは、と思います。
今回は、初期段階で適用することを前提としましたが、
完成間近で使用している方を発見しました。「ベランダGPD」さんです。
わたくしのとはちょっとアプローチが違っていましたが、参考になります。
その他画像処理の説明とか、ずいぶんタメになるかと思います。
ステライメージの代わりに、アレにしとけばよかった、とか今頃思いますが(笑)、そうやって段階踏んでくのもいいですから。

■のんたさん
もうちょっと早く使ってみればよかったかなって思ってます。
他にも、普通の写真では使うんだけど、天体では使ってない機能とか、案外いけるかもしれんなあ、と思ってます。
天体以外の写真で「シャドウ・ハイライト」使うと、その便利さはより実感できると思います。
むむ、オートストレッチ、どんなもんか聞かせてくださいねー。

こんばんは。

かなり前の記事に、今頃になってコメントしてすみません。
オリオン座の画像処理をしていたのですが、トーンカーブをいじってもレベル補正を使っても、思うようにいきませんでした。
そこで何気なく「シャド・ハイライト」を使ってみたのですが、まさに目からウロコでした。
天体写真に「シャドウ・ハイライト」を使うの?とちょっと懐疑的だったのですが、、、。
これは実は凄いツールだと思うようになってきましたよ。
ただ、別の画像ではイマイチだったのですよね。
でも、元画像の明るさが違っていたり、パラメータ設定が適切でなかったりしたのではと思っています。
うう~ん、やればやるほど奥が深いですねえ。
頂上だと思って行ったらもっと高い所が見えてくる、の繰り返しですね。

■やまねももんがさん
いや、ブログには日付が入ってますが、そんなことはどうでもいいです。
だから前の記事でも新しい知見があれば、ぜひお知らせしてほしいと思ってます。
そういう自分も、「シャドウ・ハイライト」に早くから着目していた「ベランダGPD」さんの随分前のブログにコメントしたくらいですから。

で、その懐疑的なところ、同じように感じてました。でも、やってみると面白いんですよね。
特に、他人の画像をこれでいじくると面白くて面白くて(笑)
で、これは使いどころがあるに違いないと…。
だいたい本文で書いてますが、シャドウ部にたっぷり情報を残して控えめにしておいて、
その他の部分はある程度「完成」させておくことが前提かな、と感じてます。

というようなメリットが生かせそうな画像なら、有効に使えるかと思ってます。
シャドウ部にはあんまり表情がなさそう、という画像には適さないような気がしてるんです。

でも、パラメータ自体は単純で数も少ないですから、いくらでも試せますしね。
ここらあたりは、やっぱりスマートオブジェクト化して
その他の調整レイヤーと組み合わせるというのが良さそうでした。

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