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2019年5月の記事

2019年5月28日 (火)

M16 わし星雲。

M16_05web

2019/4/13 1:45~ 長野県下伊那郡根羽村
SkyWatcher BKP130 OTAW/バーダープラネタリウムRCC1
Moravian Instruments G2-8300FW(-30℃)/IDAS BGRL-RS2
L 5分×15枚/R5分×5枚/G5分×4枚/B5分×5枚
タカハシEM-200/OAG9/Starlight Xpress LodeStar/PHD2
CCDStack2/ステライメージ7/Photoshop CC 2018

このM16は、5年前(2014年7月)に同じ遠征地で、EOS40DとSE200Nで撮った事をとても憶えています。それはなぜかとゆーと、その遠征で一緒になった「名前も知らない天体パイセン」との出会いがあったからです。とても良い思い出なので、その事はブログに書いていますけどね。そのパイセンとは、その後天体遠征でお会いしたという認識はないのですが、元気でやっておられるのでしょうか。

そういえば、撮影を終え「じゃあ、またどこかで」のセリフがかっこよかった。

そして当時のM16ですが、仕上がりがとても気に入ったので、プリントしたのを額に入れて飾っています。今回、これで中身を差し替えることができるかなー。

さて、ちょい前からMoravian G2-8300FWの「欠陥カラム」が気になっていました。左の上からまっすぐ下に白い線がのびています。まあ処理していて目立つようなものではないので放置していましたが、ちゃんとしてみよう、と思い立ち、ダークを撮りなおしてみました。ダークで正しく消えるもんなのか、不安もありましたが、ちゃんと消えたと思います。

Kekkan

2019年5月26日 (日)

FLYING LOTUS / FLAMAGRA アートワークの天体を調べる。

Com17_03

網状星雲
2019/5/12 1:24~ 長野県下伊那郡阿智村
Vixen FL55SS(フラットナー+レデューサー) 237mm/f4.3
Canon EOS6D(HKIR改造)
ISO1600/180秒×17枚
Kenko スカイメモRSでノータッチガイド
Adobe Camera Raw(現像)
ステライメージ7(コンポジット)
Adobe Photoshop CC 2018

網状星雲をぶっこんでみました。
網状の全体をちょうどよくぶっこめる焦点距離で撮るのは初めてで、大変うれしいです。とてもおもしろいので、今度はレデューサーをはずして、もうちっと時間を延ばしてぶっこんでみたいものであるなあ、と思っております。


さて、先日、FLYING LOTUS氏の新アルバム「FLAMAGRA」が出ました。
音楽界(?)的には盛り上がっているのではないか、と思うのですが、実は、天体おじさん、天体おばさん的にも盛り上がることができるアルバムであることを、ご存知でしょうか。

このアルバムのカバーアートを見ますと、上のほうが「宇宙」なんですな。
皆さんはどうか知りませんが、ワタクシはこういうのを見ると「はて、これはホンモノだろうか?」ってじっくり見るんです。んで、今回もぱっと見て「これは嘘くさいなー」と感じていたのですが、なななんと! 中に入っていたブックレットみたいなもんを見ると、端っこに「馬頭星雲」を発見!(笑)

もう、やる気が出ましてね、はてこれはなんという星雲だろうか、って、にらめっこです。そのブックレットのようなものに描かれている天体は、多分6つ。すぐに分かった馬頭星雲以外、3つは「じーっ」と見て長いこと考えて、参照画像と見比べてみて「あ、これは!」と正解に至りましたが、ひとつは類似画像検索で判明、ひとつは未だに不明、ということに。

とてもおもしろいのは、めちゃくちゃマニアックな切り取り方をしていて、「病気なのかな?」と思うくらい。反転していたり、めっちゃ端っこだけの切り取りだったり!

Flmgr_all

こんな感じなんですよねー。イータカリーナ星雲は、さっぱりわからなかったので、類似画像検索して判明しました。撮ったことないし。しかしこれ、この星雲のごく一部! でも類似画像検索すると一発で出てきたので、脅威の検索能力におどろきました。
あと、北アメリカ星雲の上に星のかたまりのようなものがあって、ひょっとするとこれも「Mナントカ」的なものかもしれません。

未だにわからない右端の赤い星雲。
CDのブックレットでは小さくてわかりにくいのですが、
ここ を見にいくといろいろなフォーマットのアートワークが見られ、アナログ盤の画像を見ると、とてもよく分かります。これ、一発で分かっちゃう天体おじさん、天体おばさんはいらっしゃるのではないでしょうか。
また、他にもいろいろな天体が使われているようで、大変興味深いところではあります。

上の対象を自分で撮ったものをならべて、どこを切り取っているのか、白枠で囲ってみました。
馬頭星雲、M20、M42、北アメリカ星雲の4つです。

Tgt

2019年5月17日 (金)

「日ペンの美子ちゃん原画展」と、天体写真向きレベル補正支援スクリプト。

M1


 (略)高橋義博被告は、平成18年10月26日、最高裁で上告を棄却され、
 死刑が確定した。

 (略)
 聞けば、最近、ペン習字を勉強しはじめたという。
 「この年でそんなのはじめてもしょうがないだろうと笑われるかもしれないけど、
  少しでも上手になればうれしいからね。どう、最近そちらに送っている手紙で
  その成果が出ていない?」
   ──『凶悪 ─ある死刑囚の告発─』あとがき(「新潮45」編集部編/新潮社)


 日ペンは80年の歴史があって
 先生方も超一流
  ──『6代目 日ペンの美子ちゃん』(服部昇大/一迅社)



先日「日ペンの美子ちゃん原画展」(2019/5/1~5/19・愛知県春日井市 文化フォーラム春日井)
に行ってまいりました。
「写真撮影OK」の会場で、なんとか「天体おじさん」を実行したのが、冒頭の写真です。
これは3代目美子ちゃんです。

M3

初代から現役の6代目まで、こんな風に、大量の原画が展示されていました。
一枚一枚をじっくり「読んで」おりましたが、
母親を待たせていたので、真ん中らへんで挫折しました。

まじ全部読みたい、そう思ったのでした。

M2

それにしても、上のようなものを目にしてみると、その丁寧な絵に驚きます。
これは4代目だそうです。



…そんなわけで…
天体おじさんであるワタクシも、丁寧な画像処理をしよう、そう思って、
「天体写真向きレベル補正スクリプト」(Photoshop向け)というのを作りました。

といっても、魔法のスクリプトではありません。
http://maruja.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-e623fb.html
上記記事で書いた、「輝度をもとにしたレベル補正」を繰り返すだけのものです。

1.「合成チャンネル」(通常はRGB合成チャンネル)をもとに選択範囲を作成
2.選択範囲を反転
3.レベル補正
4.選択範囲を解除
この工程を繰り返すのみです。

重要なことは、3の「レベル補正」のところをわずかな数値にとどめておく、
というところでしょうか。そして、そのわずかな補正を数十回繰り返す、と。

従来は、この3で「シャドウ6 ハイライト240」(例)くらいの勢いで、
数回繰り返す、ということをしていました。
そんなふうに、画像を見ながらやっていると面白くなってきて、
数値に手心が加えられ「ぶれ」みたいなのが出てきます。
それが原因か、処理の終盤で星の周りに不自然なところが出ているのに気づき工程を巻き戻す、
ということが頻繁にありました。

まあ、そういった「レベル補正おもしろがり」を防ぐためにも、
朴訥に、ごく僅かなレベル補正をたくさん実施しよう、そんなスクリプトです。
「僅かなレベル補正」をたくさん繰り返すことで、なんとも自然に「あがって」くると感じてます。
そして、星たちは、自然に肥大していきます。

下記をクリックすると、ダウンロードできると思うので、
年収270万円未満の、真にこのレベル補正スクリプトを必要とする方はダウンロードしてみてください。

ダウンロード - adjustlevel_mit_v2.jsx


処理したい画像を開いて、処理対象のレイヤーをアクティブにしたら、処理開始です。

まずは、下記のように「ファイル」「スクリプト」「参照」でダウンロードしたスクリプトを開いてください。

 

00

下のようなウィンドウが表示されます。

01

まあ、見てのとおりなんですが(笑)
「シャドウ」「中間」「ハイライト」のレベル補正を「繰り返し回数」だけ繰り返すだけです。
もちろん、「合成チャンネル」をもとにした選択範囲をその都度、取得しています。

たぶん、たぶんですよ、
「シャドウ」「ハイライト」「繰り返し回数」をちょいちょい変えるだけで、
雰囲気はつかめると思います。
画像のヒストグラムを見て、どんな塩梅になるかなーって想像しながらいじってみてください。
「シャドウ」を上げすぎないこと、「回数」を多くしすぎないこと、がまず最初のコツかなって思います。

「レイヤーを複製して処理」は、処理対象レイヤーを複製して、
その複製したレイヤーに対して処理をします。(既定値)
これがあると、「処理前」「処理後」の比較がしやすいし、
元レイヤーとの合成なんかもできますし、何段階かにわけて処理、ということでもきるかと。
ここのチェックをはずすと、アクティブな元レイヤーに対して処理をします。

03

上の画像では、「背景」レイヤーがアクティブ、
「レイヤーを複製して処理」にチェックが入った状態(既定値)での処理後です。

処理結果は「背景のコピー」レイヤーとなります。
また、ヒストリーに「レベル補正繰り返し」というのが追加されますので、ご活用ください。

ちなみに…
処理をせず「閉じる」をクリックしても、このヒストリーに1行追加されちゃいます。
ワタクシにはこれをどうすることもできなかったです。
なんか気持ち悪いので、分かる方は改変するなりしてください。
で、よかったら、やり方教えてくださいね!


しつこいようですが、ただただ、いつものレベル補正を「支援」するだけのスクリプトです。
「ごくわずかのレベル補正を、かなりの回数繰り返したい」そんな思いから作ったものです。
「とても淡いところが誰でも一発でぶいぶい出せる」という類のものではないです。

ミソは、基本的処理(レベル補正による強調)が「誰でも失敗なくできる」というところだと思っています。

それと、星の肥大が「自然」だと思うので、
あとで星を小さくするような処理をしても違和感は出にくいのかなーと感じました。

2019年5月12日 (日)

近所の「光害」が認知され、改善された話。

New3

2019/4/5 21:45~ 岐阜県多治見市
TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD A012(15mm/F4)
Canon EOS 6D(ハヤタ・カメララボ HKIR改造)
ISO400/3.2秒/112枚
Adobe Camera RAW(現像)
ステライメージ7(比較明合成)
Adobe Photoshop CC 2018


最初は、ちょっと何言ってるかわからなくても、他人の言うことに耳を傾け、
最終的にはだいたい理解して歩み寄る、というのは大切なことなのだなあ。

近所の某店舗から、冒頭写真のように、猛烈な光が夜空に向かって放たれているのがとても気になっていました。
これは、上方にある看板を下方から照らす明かりのようです。

多治見市内からは、天体おじさんの純粋な「心眼」を駆使して
天の川らしきものが見える場所もありますから、この光はちょっと残念です。
店舗の営業が終わると消されるとは分かっていましたが、これは「ない」と。

たまたま、Webを通じて「問い合わせ」みたいなことができるようだったので、
「これは『光害』なので、少し照明を下に向けるなどしたら改善されると思います」
というようなニュアンスのことを送ってみたら、すぐに改善に向けての取り組みを始めるとの返信。

2週間たたずに、照明は下げられ、改善されました。
改善に至るまで、電話で数回やり取りしましたが、
「これでよし」という判断をこちらにゆだねてくれました。
それはとてもありがたいことであるなあ、と思いました。

「ほれ、角度下げたよ、これでいいでしょう」ではなく、
「下げてみたので、また夜に見てみてください」という対応でした。

「光害」について、相手がどこまで分かっているのか、その辺は不明です。
「そういうものがあって、世の中には気にしている人もいるのだ」と思ってくれたかどうか分かりませんが、
改善したということは、こちらの「困った」を、受け止めたということなのでしょう。

あと、「光害で星がみえない」って、別に人が死ぬわけじゃないので、声高に言いづらいところがあって、
やれ「睡眠障害」だのやれ「植物に影響」だのと他の事例を出したくなるものですが、
多治見市環境基本条例には「公害」の中の「光害」の定義として次のように書かれていたので、心強かったです。

強度の夜間照明により睡眠が妨害される等の健康に対する障害や
居住の快適性が阻害されること、植物の育成に変化が生じること、
都市照明で星が見えない等の状況をいいます。


環境省の「光害対策ガイドライン」では「上方光束」はゼロが望ましいとされているようで、
その点ではまだまだなのですけどもね。


店舗から少し離れた我が家からはこんなふうに見えていました。
これを毎日見てたら、なんだかとても残念な気持ちに。
改善されてよかったー。

Img_1343

2019年5月 8日 (水)

IC4592の画像処理で、レベル補正について改めて考える。

Au03_web4b

2019/4/13 1:30~ 長野県下伊那郡阿智村
Vixen FL55SS(フラットナー+レデューサー) 237mm/f4.3
Canon EOS6D(HKIR改造)
ISO1600/180秒×32枚
Kenko スカイメモRSでノータッチガイド
Adobe Camera Raw(現像)
ステライメージ7(コンポジット)
Adobe Photoshop CC 2018


ホント最近は「画像処理」っていうのが面倒で(笑)
星雲をぶいぶい出す、みたいなのがイヤになっていました。
まあ、「面倒」というのは、言い訳みたいなもんで、
なかなかうまくできない、というところがその理由なのかもしれません。

このIC4592、FL55SSで撮ったら面白いなあ、
今まで撮ってなかったし、って思って撮ってみたのです。
でもやはり、画像処理、いわゆる「淡い星雲を出す」っていうのが
もう、イヤだなーって思っていました。



ワタクシのバヤイ、淡い星雲を出す「ぶいぶい強調」は
Photoshopでの「レベル補正」が、ほぼすべて、と言っても過言ではありません。

簡単に文章で書きますと…

「チャンネル」タブを表示して、RGBのところをCtrlを押しながらクリック、
Shift + Ctrl + I(選択範囲を反転)してレベル補正レイヤーを追加、
シャドウとハイライトの三角形を少しずつ動かして強調、
これを数度繰り返す、という感じです。
いわゆる「輝度」を元にしたマスク処理ということです。

一気に強調せず、数度にわたり少しの強調を繰り返すのは、
少し強調された画像をもとにしたゆるやかな強調を可能にし、
特に星が変なことにならずに強調可能、そんなことなどに貢献していると思います。

次の画像は、輝度をもとにしたマスクで「一気に強調」レベル補正をした画像です。
星の周りが変になる、よくあるパターンといえるのではないでしょうか。


Au01_lev

ここで、「ならば星にマスクを」ということになるわけですけども、
それもなかなかうまくいかねー、という今日このごろ。

そこで、「少しずつレベル補正で強調」というのを極小レベルでやってみたらどうか、と考えまして、
シャドウが「2」、ハイライトが「248」とかのレベル補正を何10回も繰り返す、
ということをしてみました。
さすがに手作業は面倒なので、1回分のレベル補正をアクションに登録、
「再生」ボタンをアホみたいにクリックするということをしてみました。

結果は…
多分、とてもいいと思うんです。
なにより、基本的な処理を繰り返しているだけ、というところがいいんです。
なにやらブラックボックスの「一発便利」な機能を使っているわけでもないので、
「これは標準的な処理として採用してよろしいのではないか」という感覚があるんです。
まあ、試した対象はこれだけですけどね。



もちろん、カブリとりなどは別です。

シャドウを「4」とかにすると、すぐに真っ黒けになりました。
ハイライトも含め、値は試行錯誤でした。

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