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2019年5月 8日 (水)

IC4592の画像処理で、レベル補正について改めて考える。

Au03_web4b

2019/4/13 1:30~ 長野県下伊那郡阿智村
Vixen FL55SS(フラットナー+レデューサー) 237mm/f4.3
Canon EOS6D(HKIR改造)
ISO1600/180秒×32枚
Kenko スカイメモRSでノータッチガイド
Adobe Camera Raw(現像)
ステライメージ7(コンポジット)
Adobe Photoshop CC 2018


ホント最近は「画像処理」っていうのが面倒で(笑)
星雲をぶいぶい出す、みたいなのがイヤになっていました。
まあ、「面倒」というのは、言い訳みたいなもんで、
なかなかうまくできない、というところがその理由なのかもしれません。

このIC4592、FL55SSで撮ったら面白いなあ、
今まで撮ってなかったし、って思って撮ってみたのです。
でもやはり、画像処理、いわゆる「淡い星雲を出す」っていうのが
もう、イヤだなーって思っていました。



ワタクシのバヤイ、淡い星雲を出す「ぶいぶい強調」は
Photoshopでの「レベル補正」が、ほぼすべて、と言っても過言ではありません。

簡単に文章で書きますと…

「チャンネル」タブを表示して、RGBのところをCtrlを押しながらクリック、
Shift + Ctrl + I(選択範囲を反転)してレベル補正レイヤーを追加、
シャドウとハイライトの三角形を少しずつ動かして強調、
これを数度繰り返す、という感じです。
いわゆる「輝度」を元にしたマスク処理ということです。

一気に強調せず、数度にわたり少しの強調を繰り返すのは、
少し強調された画像をもとにしたゆるやかな強調を可能にし、
特に星が変なことにならずに強調可能、そんなことなどに貢献していると思います。

次の画像は、輝度をもとにしたマスクで「一気に強調」レベル補正をした画像です。
星の周りが変になる、よくあるパターンといえるのではないでしょうか。


Au01_lev

ここで、「ならば星にマスクを」ということになるわけですけども、
それもなかなかうまくいかねー、という今日このごろ。

そこで、「少しずつレベル補正で強調」というのを極小レベルでやってみたらどうか、と考えまして、
シャドウが「2」、ハイライトが「248」とかのレベル補正を何10回も繰り返す、
ということをしてみました。
さすがに手作業は面倒なので、1回分のレベル補正をアクションに登録、
「再生」ボタンをアホみたいにクリックするということをしてみました。

結果は…
多分、とてもいいと思うんです。
なにより、基本的な処理を繰り返しているだけ、というところがいいんです。
なにやらブラックボックスの「一発便利」な機能を使っているわけでもないので、
「これは標準的な処理として採用してよろしいのではないか」という感覚があるんです。
まあ、試した対象はこれだけですけどね。



もちろん、カブリとりなどは別です。

シャドウを「4」とかにすると、すぐに真っ黒けになりました。
ハイライトも含め、値は試行錯誤でした。

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コメント

こんにちは(๑╹ω╹๑ )
これいい画角ですね\(//∇//)\
よくあるぱつんぱつん構図では無いので落ち着きを感じます。

レベル強調ですが私もほぼ全てその手法です。
色々教えてちょって言われますが、あまりに基本的過ぎてみんな拍子抜けするみたいです(笑)
ただ、初心者さんに処理を理解してもらうにはいいと思います。数値で伝えやすいですもん。
なんでもモリモリにすれば良いってもんじゃ無いって私も同感です(๑╹ω╹๑ )

こんにちは。
いつも楽しく拝見しております。
Photoshopのレベル補正強調の記事、とても参考になりました。
早速、アクションであほみたいにクリックしてみると、「いい感じ」になりました^^
少しずつの強調にうってつけの方法ですね!!

■こたろうさん
こんばんはー!
馬の首っていうんですかね、左上に伸びてるのも入れようと思いました。
でも、ちょっと下に余裕がなかったかなーと。

このレベル補正の方法、みなさんやっておられるとは思います。
天体写真やりはじめのころ、のんたパイセンにこの基本を教えていただいていまして、
それをずーっとやってましたが、シャドウもハイライトも、もっと数値は大きくしてました。
そんなレベル補正レイヤーを「10個重ねたよ」とかいう感じでした。

今回のような、シャドウ「1」、ハイライト「250」くらいのを何十回も繰り返すのは、
聞いたことないんですよね。(って、どこかで実践はされていると思いますが)
60回くらい繰り返したかもしれません。
(クリックするだけなので、目をつぶっていてもできる!)

この手法のナニがいいのか、については、ちょっと実験をしてみて
分かったことがあるので、それについて今後書いておこうかと思っています。

で、この星雲なんですが、実は、直近のおりおんさんのを見て、
そのクオリティの高さに震え上がって、自分のでもなんとかならんか、というのがありました。
あの手この手で、無理なく出ないものか、と改めて考えてみたのです。
そうなると、自分のバヤイ、だいたいギンギンで品がなくなるんです。
まあ本文に書いた「イヤ」っていうのはこういうところだったんですよねー。

んで、結局、変な手法よりは、このような「じっくり基本処理」というのが間違いない、
やりやすい、ということになったし、
何より、マニアックな手法というのは、どこかにおかしなところが出るものだなあと感じました。

■タカsiさん
こんばんは、はじめまして、どうもありがとうございます。
ってゆーか、タカsiさんの写真、昨日の夕方にめっちゃ見ていたところなんですよ!
(M20見てるときに、新記事がアップされました笑)

なんて素直な仕上がりなんだろう、って
心の洗濯をしている感じで拝見しておりました。

いろいろやってると、もう画像処理とかぐっちゃぐちゃになって、
着地点もぐっちゃぐちゃになって、
汚れっちまった天体おっさん(ボクですが)の心をすっきり洗ってくれる、
そんな写真だと思いました。

タカsiさんにとって、お役に立てたのならとてもうれしいです。

星が変にならずに、最終ゴールに確実にたどりつく、そんな処理だと思っています。

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